本ページは私、桑原満弘の闘病記録です。多系統萎縮症(MSA)とは、小脳や大脳が萎縮することで脳に関連する神経を始め、全ての機能が麻痺するという17指定難病です。世間でよく知られているALS(筋萎縮性側索硬化症)も萎縮症の難病ですが、これは脳から出る神経が萎縮する病態なので多系統萎縮症よりは、やや軽微といえるかもしれません。
私が7~8年で全ての機能が停止して死に至るといわれる多系統萎縮症を発病したのは平成21年でした。それから死の恐怖に怯えながら5年が過ぎ、2年後が不安視される切迫の時期に「食事革命」という活動を主宰する友人と運命の出会いがありました。ワラをも掴む思いで食事を切り替えて5年。そして今日、多系統萎縮症は全快し、リハビリに励みながら仕事に復帰して外国にも出ていこうかというほど、元気いっぱいの生活を送っています。私は、多系統萎縮症との戦いに勝利しました。