「多系統萎縮症にかかる人は、その前に、めまいや耳鳴り、首筋の痛みという体調不良を感じてるはず。これは、中国では腎虚と呼ばれる体調の変化である。原因は腎臓や副腎に蓄えるべき栄養が不足するからである。副腎は、ホルモンや神経伝達物質を生成するもっとも大切な臓器。ここに栄養が足らないと、脳を活性させる成分が脳に送られない状態になる。めまいや耳鳴りはその警鐘なんだ。この状態で数十年すると脳という臓器は当然、痩せ衰えてしまう。だから、正常に動かなくなるということだ。改善するには、ただただ、腎臓や副腎に蓄える栄養成分を含む食事を食べ続けること。それは代謝に不可欠なアミノ酸や微量元素・亜鉛が豊富な食事、さらにこれらを分解吸収できるように腸の環境改善をする食事であること。これらの成分を含んだ食事を摂り続けることによって、脳は再び活性化する」と教えられた。