あと1秒、速く走りたい。もう1センチ、遠くに跳びたい。東京オリンピックで輝きたい。 アスリートならば、皆さん、こう思って特訓に明け暮れておられるでしょう。そんな時に、怖いのが故障と病気とスランプです。気をつけているのに何故このようなトラブルに巻き込まれるのか、残念で仕方ありませんね。そんな方はミネラルのことをもう一度、考え直してみては如何でしょうか。 「サプリメントのこと勉強して、毎日、きちんと食べてるのに・・・」なんて思っているでしょうが、それだけでは充分とはいえません。必要なのは身体がミネラルを吸収しているのか、そしてこのサプリは化学のミネラルなのか大自然のミネラルなのかという検討です。 化学のミネラルとは、グルコン酸亜鉛とかパントテン酸カルシウムのように化学合成して作ったサプリ。大自然のミネラルとは、亜鉛が豊富な「牡蛎100%サプリ」のようなものです。高度な栄養を要求されるアスリートなのに、化学合成品を食べ続けると腸内環境が劣化して、せっかくの食事も身につかなくなり、結果的に故障や病気に見舞われることになります。 |
当協会がミネラル摂取について薦めているのは、下の食材の組み合わせです。昆虫と大地の栄養成分を吸収して成長するキノコ・冬虫夏草とスポーツ能の関係。そしてミネラル豊富な酵母菌と植物性化学成分(フィトケミカル)豊富な特殊な植物の三位一体となったサプリメントです。以下には、ミネラル補給食材として亜鉛酵母、セレン酵母、そしてカルシウムイオンを取り上げて詳しい説明を加えました。 |
活性酸素をブロックするセレンと冬虫夏草
亜鉛と同じく、日本人に不足しているのが微量元素セレンです。国民の4人に1人が、循環器系疾患といわれる心臓発作や脳卒中で死亡していますが、その多くがセレン欠乏症だといわれています。ところが近代医療では、これらの症状については癌と同じように確たる治療法が確立していません。したがって発症すれば即、死に直結する可能性が高いという危険を伴います。
血管など、循環器系の発症原因は、活性酸素だといわれています。呼吸の際に約2%が活性酸素になって白血球に取り込まれ、細菌など外敵の侵入を防ぐのに使われるのですが、過剰に増えると逆に身体を傷つける要因になります。過度なスポーツや紫外線も過剰な活性酸素を生成する要因の一つなので、アスリートにとっては対策を考えておかないと、故障したり命を落としかねない危険性があります。
あの有名な「馬軍団」の猛特訓は、冬虫夏草を食べながら続けられました。これは、チベットの冬虫夏草やスッポンに多くのセレンが含有していたからです。通常なら、酸素の稀薄な高地の猛特訓は身体を傷めるのですが、逆に、馬軍団は鉄人となっていったのでした。セレンの1日摂取基準量は、通常男子で30マイクログラム。豚レバーなら50g、鶏卵なら5玉ですが、特訓にのぞむアスリートには活性酸素の被害を防ぐために高濃度摂取(毎日100~200マイクログラム)が必要となります。鶏卵なら40玉、黒マグロなら600g、豚レバーなら400gを毎日食べなければなりません。しかしながら、これも困難な数字なので、天然由来のキレート化したセレンと腸内善玉菌を増やす冬虫夏草の組み合わせを食べるのが賢明です。 |
心臓を保護するカルシウムイオンと冬虫夏草
アスリートにとって、カルシウムの欠乏はきわめて大きなトラブルに発展します。その一つが心臓障害、そして次に、関節など骨格の故障を招くからです。 また、骨格を大きくする目的でカルシウムサプリを摂取していても、実際にはほとんど吸収されず、多くが便秘の要因になっているだけなので、安心はできません。 カルシウムの摂取も大切ですが、アスリートにとっては、カルシウムイオンをどうやって取り込むかの方法を考えねばなりません。カルシウムイオンが不足すると、心臓障害、神経伝達障害、ホルモンバランスの悪化など、様々な症状を発症する原因になるからです。 まずは心臓障害について説明しましょう。心臓を動かして(鼓動)いるのは不随筋という心筋です。この筋肉は自分で意識して止めたり動かしたり出来ません。では、心筋は何で動いているのでしょうか? 答えは、カルシウムイオン(遊離型カルシウム:Ca2+)です。右心房・右心室・左心房・左心室を構成する心筋細胞の間をカルシウムイオンが出入りすることで心筋は収縮と弛緩を交互に繰り返し、これが定期的に鼓動となっているのです。 カルシウムが欠乏すると、血液・体液中に保存されているカルシウムイオンが不足します。そうなると心筋が動かなくなる非常事態ですから、ただちに破骨細胞が増えて骨格を溶かし、血中にカルシウムイオンを供給しようとします。これが長期的に繰り返されると骨格は軽石のようにもろくなり、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を引き起こすとともに、使用されないリン酸カルシウム(骨格形成のカルシウム)が血管内や臓器に溜まって、結石などいろんな病気の原因となります。 アスリートにとってはもっとも大切な臓器である心臓の働きに障害がでると、大切なスタミナを失うことになり、さらには命取りになります。と同時に、神経伝達やホルモン生成などにも微妙な変異を感じるようになり、スランプから抜け出せなくなります。 冬虫夏草を食べることによって主要成分であるポリサッカロイドが腸内乳酸菌を増殖させるので、二次代謝生成物として乳酸が作られ腸内環境を弱酸にするから、摂取している炭酸カルシウム(食事やサプリメント)が分離しやすくなるのでカルシウムイオンを増やすことができます。 |
亜鉛と同じく、日本人に不足しているのが微量元素セレンです。国民の4人に1人が、循環器系疾患といわれる心臓発作や脳卒中で死亡していますが、その多くがセレン欠乏症だといわれています。ところが近代医療では、これらの症状については癌と同じように確たる治療法が確立していません。したがって発症すれば即、死に直結する可能性が高いという危険を伴います。 血管など、循環器系の発症原因は、活性酸素だといわれています。呼吸の際に約2%が活性酸素になって白血球に取り込まれ、細菌など外敵の侵入を防ぐのに使われるのですが、過剰に増えると逆に身体を傷つける要因になります。過度なスポーツや紫外線も過剰な活性酸素を生成する要因の一つなので、アスリートにとっては対策を考えておかないと、故障したり命を落としかねない危険性があります。 あの有名な「馬軍団」の猛特訓は、冬虫夏草を食べながら続けられました。これは、チベットの冬虫夏草やスッポンに多くのセレンが含有していたからです。通常なら、酸素の稀薄な高地の猛特訓は身体を傷めるのですが、逆に、馬軍団は鉄人となっていったのでした。 セレンの1日摂取基準量は、通常男子で30マイクログラム。豚レバーなら50g、鶏卵なら5玉ですが、特訓にのぞむアスリートには活性酸素の被害を防ぐために高濃度摂取(毎日100~200マイクログラム)が必要となります。鶏卵なら40玉、黒マグロなら600g、豚レバーなら400gを毎日食べなければなりません。しかしながら、これも困難な数字なので、天然由来のキレート化したセレンと腸内善玉菌を増やす冬虫夏草の組み合わせを食べるのが賢明です。 |
アスリートにとって、カルシウムの欠乏はきわめて大きなトラブルに発展します。その一つが心臓障害、そして次に、関節など骨格の故障を招くからです。 また、骨格を大きくする目的でカルシウムサプリを摂取していても、実際にはほとんど吸収されず、多くが便秘の要因になっているだけなので、安心はできません。 カルシウムの摂取も大切ですが、アスリートにとっては、カルシウムイオンをどうやって取り込むかの方法を考えねばなりません。カルシウムイオンが不足すると、心臓障害、神経伝達障害、ホルモンバランスの悪化など、様々な症状を発症する原因になるからです。 まずは心臓障害について説明しましょう。心臓を動かして(鼓動)いるのは不随筋という心筋です。この筋肉は自分で意識して止めたり動かしたり出来ません。では、心筋は何で動いているのでしょうか? 答えは、カルシウムイオン(遊離型カルシウム:Ca2+)です。右心房・右心室・左心房・左心室を構成する心筋細胞の間をカルシウムイオンが出入りすることで心筋は収縮と弛緩を交互に繰り返し、これが定期的に鼓動となっているのです。 カルシウムが欠乏すると、血液・体液中に保存されているカルシウムイオンが不足します。そうなると心筋が動かなくなる非常事態ですから、ただちに破骨細胞が増えて骨格を溶かし、血中にカルシウムイオンを供給しようとします。これが長期的に繰り返されると骨格は軽石のようにもろくなり、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を引き起こすとともに、使用されないリン酸カルシウム(骨格形成のカルシウム)が血管内や臓器に溜まって、結石などいろんな病気の原因となります。 アスリートにとってはもっとも大切な臓器である心臓の働きに障害がでると、大切なスタミナを失うことになり、さらには命取りになります。と同時に、神経伝達やホルモン生成などにも微妙な変異を感じるようになり、スランプから抜け出せなくなります。 冬虫夏草を食べることによって主要成分であるポリサッカロイドが腸内乳酸菌を増殖させるので、二次代謝生成物として乳酸が作られ腸内環境を弱酸にするから、摂取している炭酸カルシウム(食事やサプリメント)が分離しやすくなるのでカルシウムイオンを増やすことができます。 |